修理で預かっていたうちの一台、ゼノアG2551EZ。
分解清掃して組み立て、一応動くようにはなりましたが回転の上りが鈍いです。
明らかに本調子ではないので、説明書を参考にキャブレターの調整をしました。
アイドリング調整(T)、低速調整(L)、高速調整(H)の3つがあります。
まずは取説に従って基準値に戻します(L・H)。
この機種は高速側が締めこんでから1回転半戻し、低速側が2回転戻しです。
これでもダメなら左右にそれぞれ4分の1回転以内で調整らしいです。若干加速が悪いように思えたので低速側を少し左に回して調整しました。
チェンが回らない、かつエンストしないようにアイドリング調整もしました(T)。
これで預かっていた4台は修理完了です。
動作確認で実際に木を切ってからお返しします。喜んでもらえると嬉しいなぁ・・。
スチール031AV オイル漏れ修理&クラッチ交換
自分のチェーンソーもいじります。
1年以上前からずーっと交換用のクラッチを探していて、ついに入手できたので交換します!
ebayで購入、ドイツから発送で送料込み5160円でした。
左は騙されて買った038用のクラッチ。
2回連続で違うやつを送りつけられて、今回まさに3度目の正直って感じでしょうか(笑)
ebayで購入するときのポイントは発送元。中国から発送のものは信用ならないので(経験済み)ドイツやアメリカから出品されているものを買ってください。
クラッチ探しの旅の記事はコチラ↓
バラしたついでに、チェンオイルが漏れるので(直せるか分からないけど)見てみます。
オイルポンプを外してみました。
ホースで繋がっていると想像していましたが、ネジで押さえつけられて本体側と接触している感じでした。赤・青の矢印部分が繋がって、そこをオイルが流れるようです。
接触する面にはゴムのパッキン?が付いていますが、硬化して表面が荒れています。
ここから漏れているかもしれないので、パッキンを交換してみることにしました。
手持ちの燃料ホースを切断してパッキンを作りました。
奇跡的にサイズがピッタリのものがあってよかったです。
全体を清掃して、作ったパッキンを取り付けました。
前よりほんの少し厚めに作ったのでしっかりとシールできると思います。
クラッチ交換に戻ります。
新しい方は形状が変わって取り付けしやすくなっていました。六角のナットみたいになっているので楽です。
ちなみにここは逆ねじなので注意です。インパクトドライバーがあると簡単に交換できますよ。
前述のように形状が変わっているので特殊工具が不要になりました。
また、古い方はクラッチ自体がネジになっている上にプレート+ナットで固定でしたがそれも不要になってスッキリしました。
カッコいいSTIHLロゴ入りのスプロケットカバーを入手しました。
スパイクを移植して交換です。
組み立てました。
30~40年前の古いモデルですが何よりデザインが好き!角ばっていてカッコいい。
肝心の動作ですが、こちらも良さそう。クラッチ交換したことでアイドリングでチェンが回ることが無くなりました。
まだまだ使えそうです!
今日はこんなところで終わります。
ここまで修理依頼の4台を含めて5台のチェーンソーをいじってきましたが、なんと修理待ちがまだ3台もあります(笑)
しばらくは同じような内容の記事が続くと思います。
それではまた次回!