Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

反応しないキーボードを修理する! Keychron K1 【ハードオフジャンク】

2023年の年末にハードオフ納めということで買い物をしてきました。

上から古びたスパナ(¥100)ロブスターの新品モンキー(¥2750)、そして今回の主役であるキーボードです。

 

Keychron K1 というワイヤレスメカニカルキーボードです。この個体は青軸。

お値段は画像の通り¥2200なり。ジャンクの青箱に突っ込まれていたのを見つけて確保してきました。軽く触っただけで分かる質感の良さ!即決でしたねコレは。

ご覧の通り、「反応しません」とのこと。果たして直せるか?

 

ハードオフの値札って意外に信用ならないことがありまして・・。動作確認した店員さんのミスとか確認時のミラクルとかで、動かないと書いてあっても実は動作品でしたってパターンがあるんです。

それを期待していたのですが、ちゃんと不動品でした(笑)

仕方ないので分解・・・ねじがナメてるので分解済みっぽい?

うわっ!ヤバいとこ発見!!

これ分かります?バッテリーの配線なのですが、天板とねじのスタッドとの間でかみ込んで被覆が破れ、心線が出てしまっています。よくこれでショートしなかったな・・

分解したけど直せなくて売った系だと思いますけど、さずがにこれはヒドイ。

 

肝心の故障個所ですが、おそらくこれですね↑ 

電源OFF・有線・無線の切り替えスイッチが剥がれて電極だけになってました。

これで電源が入らなかったので「反応しない」となったのでしょう。

 

スイッチ交換のために基板上の残骸を除去しました。

ランドが1つ剥がれていて焦りましたが、スイッチの固定用みたいなので良かったです。

 

新しいスイッチは型式が分からないので、大きさと端子(接点)数だけで判断して購入。もはや賭けです(笑) 下手したら基板を破壊するのでマネしないでねっ☆

aitendoさんのネット通販で買いました。年末なのに素早く対応してもらえて助かります。

 

晦日の夜中にこんなこと・・と思いながらはんだ付けしました(笑)

マジで細かくて苦戦。太いはんだしかなくて手こずりましたがなんとか完成!

 

組み立て前に動作確認です。モバイルバッテリーにつなぐと、今までは点かなかったBluetoothのランプが点灯!!もしかして直った!?

 

スイッチのつまみ部分も無くなっていたので、3Dプリンターで製作。

光造形の3Dプリンターは本当に買ってよかったですね。こんなに小さなものでも精度よくできるので最高です。

 

左の白い方が作ったつまみ。意外に違和感ないですね?

もちろんスライドもOK。上手くいったかな。

 

バッテリーは使うのも剥がすのも怖いので、絶縁して封印しました。

無線で使うことは無いし、もし使うとしてもモバイルバッテリーで給電すればいいですからね。

 

パソコンにつないでみました。アレ?こいつ光るのか!?

通電OK、パソコンでの認識もOK!これは勝ちましたね。

 

キーボードテストができるサイトでチェックしてみました。大丈夫そうですね!

ファンクションキーが全滅してますけど気にしないでください。このキーボードの仕様?で、Fnキーを押しながらじゃないと反応しないみたいです。後でやり直したら出来ました。

 

こんな感じで、年明け一発目の修理成功しました~!

今回の修理にかかった費用は100円。非常に安く済ませることができて満足です。

この記事も直したキーボードで書いています。薄型ながらも青軸なのでカチカチとしたクリック感があって楽しい!これはいい買い物ができた気がする。

それではまた次回!