前の休みから取り掛かっているトラクター修理つづきです。
バッテリーを持って様子見に行ってきましたが、相変わらずキーを回してもカチカチ言うだけでモーターが回りません。
配線の切れ無し、端子の清掃でも変わらず、直結でモーター単体では回るのを確認できたので、マグネットスイッチの不良を疑ってセルモーターを外してきました。
日立製のセルモーター、1.8kW? ずっしりと重たいです。
もしダメなら部品出るのかなぁ・・。
これって専用品なのでしょうか?エンジンと接続する部分が汎用規格なら嬉しいのですがね・・似たような中古部品はありますが使えるか分かりません。
早速、分解しました。
モーター側は多少の汚れはあるもののキレイな印象です。
ブラシはまだまだ残っていますね。
これが原因では無さそう。
内部の汚れを落としました。ピカピカになりましたよ~!
ブラシが当たる部分は紙やすりで磨きました。
怪しいと思っているマグネットスイッチを分解します。
初めて分解するところなので調べたのですが、その時に見たのとは分解方法が違いました。
ねじ留めのものもあるようですが、これは筒の終わりの部分を折り込んで固定してあるので写真のようにマイナスドライバーを使って少しずつ起こしていきます。
はんだ付けされている部分を外すのも忘れずに。
あ~!やっぱり!!
端子が真っ赤・・というか黒く変色しています。おそらく錆だと思いますが、これでは接触不良になりますね。
↑マグネットスイッチの内部はこんな感じの動きをします。
①ソレノイドが作動してプランジャー(灰色)が矢印方向へ動くと、
②1つ前の写真の丸い部品(緑色)が押されて、
③バッテリーからの配線(青色)とセルモーターの配線(橙色)が繋がってモーターが回ります。
そんなわけで端子が錆びて接触不良になり、モーターが回らなくなったのだと予想します。
※ここでの色分けはイメージであり、実際の導線の被覆の色ではありません。
端子をそれぞれ磨くと、キレイな銅の色になりました!
念のためテスターで導通チェック・・OK!これで大丈夫でしょう。
組み立てました。
外装の汚れはできる限り取り除いてあります。
塗装の剥がれが気になりますが、もうウン十年前のモノなので仕方ないですね。
バッテリーと繋いでテストするとバッチリでした。
トラクターに取り付けて復活するか!?楽しみです。
今日はこんなところで終わります。また次回!
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