Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

エンジンのかからないトラクター修理 シバウラ SD2200D-O

もう冬なのかってくらい寒いですねぇ・・。こたつから出られません。

今日はトラクターの修理を頼まれたので、どんな感じか見てきました。

 

1台目シバウラSD2200D-O型 22馬力 1980年頃のモノ?

10年くらい前にウチからお嫁に行った機械です。久々に会いました。

ざらしなのでサビサビ、マフラーが折れていてかわいそう。

 

マフラーを外すと茶色い水が。やっぱり雨水が入り込んでますね。

プーリーが手で回るのを確認・・ピストンの固着までは行っていないようで一安心です。

 

オイルの点検で検油棒を抜いたら溢れてきましたよ・・?

ここまで水が入っているのか、噴射ポンプあたりから燃料が流れ込んでいるのか。

新しいオイルは持ってきていないので後日持ち主に聞いてから対処します。

 

バッテリーは寿命のようでかなり膨らんでいます。

当然ながらセルを回すほどの余力が無いのでジャンプスターターを接続。

これでもダメなので調べると、マイナス側のターミナルの矢印部分がゆるゆるになって配線が抜けかかっていました

ネジを締め直して元気にセルが回り、エンジン始動しました

 

エンジンがかかり、メーターも動いています。

使用時間は2000時間オーバー。我が家のトラクターが700時間強なので約3倍ですね。

マフラーが折れているので爆音です(笑)

 

最後にバッテリーが充電されるかチェック。

う~ん・・なんか低いような?

普通は14Vくらいで充電しているイメージなのですが、13Vってどうなのでしょう?

とりあえずバッテリーは交換してもらうとして、様子見にします。

 

エンジンがかかるようになったので少し走ってみました。

ここで左前のタイヤがパンクしているのに気づく・・。

たぶん一度も替えていないので、しょうがないと言えばしょうがないのですが、この状態で使い続けているのがスゴイなぁと。自分なら気になって仕方ないのですが(笑)

 

これ以上雨水が入らないようにマフラーを前に向けました

本当に使いっぱなし・メンテしない人なのでそこら中が傷んでいます。

譲った側からするともう少し丁寧に扱ってほしいと感じます。せめて雨除けだけでもしっかりと。決して安くない機械ですからね。

 

次に使う前に、

①バッテリーの交換

②エンジンオイルの交換

最低でも以上の2点は必ずやってもらうよう伝えておしまいです。

 

1台目のトラクターが動かない原因は、水の混入バッテリーターミナルのねじ緩みでした。

 

もう1台やります

2台目はこちらのフォード1000(シバウラS1500)25馬力 1975年頃のモノかな?

前輪が土に埋まっているあたりからして、長いこと動いていないようです。

これも同様にエンジン始動不可とのことです。

 

バッテリーが無いので車からケーブルでつないでテスト。

・・・? 鍵を回してもカチカチ言うだけで反応がありません。

直結でセルモーターが回るのは確認できました。配線かキーシリンダーに問題がありそうです。

今日はこれで時間切れなので、後日バッテリーと配線図を持ってきて続きをやろうと思います。

 

今日はこんなところで終わります。

まだ直っていないほうも絶対に復活させたいです。

古いトラクターは大好物なのですが、最近は海外への輸出が盛んで、国内の現存数が減りつつあります。だからこそ大切に使ってほしいものです。

ご覧いただきありがとうございました。それではまた次回!