Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

悪魔のささやき・・ヤンマーT95 引き取り~修理

非常にマイナーな趣味である「発動機」、しかしヤフオクにはちゃんと出品カテゴリとして存在しており、ここ最近は毎日必ずチェックしています。

そしてまた、やってしまいました・・

置ききれないくらい持っているのは誰よりも分かっているのに!

「これを逃したら次は無いぞ」と頭の中で悪魔がささやくんですよ。今回のはかなり珍しいというのもあって、ほぼ即決に近い感じ。もう病気ですね(笑)

 

ヤンマー T95型 815cc 最大9.5馬力 秋田県から来ました。

めちゃくちゃ重くて移動も一苦労です。今までで一番大きいかも?

 

左回しで始動する珍しいタイプ。両側にプーリーが付けられるようになってます。

圧縮ありとのことでしたが、なんとも際どいレベル。全く無いわけじゃないけど、ハンドルをかけて手動でクルクル回ってしまう状態です。

圧の抜ける音がするのでバルブの問題でしょう。

 

バルブを目指して、シリンダーヘッドを開けていきます。

錆びはあるけど重症ではないっぽい?

 

取れた~!

シリンダー内部には水の入った跡が無くて一安心。

 

吸気側に水の跡を発見。バルブでせき止めていたようです。

アレ?シューっと音がしたのは排気側なんですけど・・なんか想像と違う。

 

バルブ自体、わずかに形状が違うようです。

 

バルブと当たり面を清掃しました。満足のいく仕上がりです。

これなら漏れないでしょう!たぶん!

 

ノズルも簡単に分解清掃。ニードルバルブが軽く固着していたので引き抜きました。

特に詰まり等はなさそうなのでこのまま使います。

 

外したパーツを戻して圧縮確認OK!かなり強くなりました。

噴射ポンプも生きていたので燃料を少し流して噴射も確認、初爆程度ですがそのまま始動させることができました~!

ここまでが昨日の作業。

 

日付が変わってここから今日の作業になります。

まずはフライホイールの錆落としから。屋外で放置されていたのかもしれませんね。

 

こんな感じになりました。悪くない仕上がりかな。

 

エアフィルターとオイルライトのカバーを掃除。

見違えるほどキレイになりました。

 

巨大な燃料タンクは見た目の割に汚れが少なくて驚き。

1回だけゆすいで終わりです。

 

またもや燃料フィルター問題が発生・・

しかも今回は長いので前のNT70に使ったものでは足りません。ちょうどいいもの、あるかなぁ。

 

写真だと大きさが伝わりにくいので556を並べてみました。

まさに巨大な鉄の塊って感じです。

月末の東松山に持っていきたいので明日も続きを頑張ります!

 

それではまた次回~!