知り合いの方からエンジンの修理依頼を受けたので早速始めました。
今日はとても暖かく、絶好の修理日和です。
ただ、風がめちゃ強かったですね。花粉も運んでくれてまぁ大変(笑)。
それがこちらのエンジン、薪割り機で使っているそうです。メーカー不明、中華製。
シールの剥げで一部読めませんが型番は「J〇270」、9馬力あるようでデカいです。
それにしてもこの色や形、完全にアレに似せてますよね・・・。
こちらはホンダGX270エンジンで同じく9馬力あります。
瓜二つとはこのことでしょうか(笑)。見事にコピーしています。
精巧にしかも堂々とコピーできてしまう中国の技術は恐ろしいですね。
それで故障の症状としては主に以下の3つのようです。
①始動しないことが多い
②作業中に突然停止しその後全く始動しなくなることがある
③火が飛ばないときがあるみたい
今回は時間をたっぷり頂いているので、動作確認からゆっくりやっていきます。
が、こういう時に限って調子よく動くという・・・。
朝、まだ寒い中で3回で始動すれば悪くないですね。
いいことなのですが、修理する側としては困る(笑)。
とりあえず分解して手がかりが無いか探してみることにしました。
まず気になったのがオイルのセンサーから出た線が切れていること。
持ち主さんが調子が悪いだかなんかで切ったとおっしゃっていたのですが、なんて言ってたんだっけ・・・?詳しい理由は忘れてしまいましたが、これでエンジンがかかっていたので切れていても問題はなさそう。
ギボシ端子で外せるので導線は元通りにはんだ付けしておきました。
症状を見る限り点火系の故障だと思うのでコイルも外してみました。
でも目視で確認できるほどの故障はなさそうですね・・・。
フライホイールとコイルは錆が出ていたのでワイヤーブラシで簡単にサビ取りだけしておきました。
燃料タンクも外して、全体の掃除を行いました。
薪割りという作業上、油混じりの木くずが大量についており苦戦・・・。
かなりキレイになったので良かったです。
これでちょっとは気持ちよく使ってもらえるかな?
掃除で半日使ってしまったので今日はここまでです。
結局のところ手掛かりはつかめなかったので、持ち主さんの話から点火系の故障だと判断して修理を進めていこうと思います。
そこで点火コイルとプラグを発注しておきました。
届くまで2、3日かかるのでそれまでは点検や掃除をしようと考えています。
今日もご覧いただきありがとうございました。また次回!