Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

エプソンのモニターにノイズが・・・。分解・修理に挑戦!<前編>

5か月ぶりの更新。書き方忘れてるから見づらいかも<(_ _)>。

 

さて、最近、メインで使っているエプソンのモニターの調子がおかしくなってきた。

具体的には、ノイズが入るという症状。今回は、修理にチャレンジします!

 

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このモニターは、エプソン製のLD22W63という型番の物。

中古で購入後、2年くらい使ってきました。

しかし、数か月前から使用中に画面にノイズが走るように。

映像ケーブルをいじると治るので、見て見ぬふりをして使ってきたけど・・・。

最近、ノイズの発生頻度が上がってきて我慢できなくなり、修理を試みることに。

 

 

なぜノイズが出るのだろう?~考察~

ノイズが出るといってもいつ出るかわからない。

パソコンに負荷をかけたら出るというわけでもなかったり。

つまり、絶賛☆不安定ということ。

 

パソコン・画面・ノイズ といえばまず思いつく原因はグラフィックボード。

でも、グラボの故障だとBIOS画面でもノイズが出たり、もっと大きなノイズが出るはず

今回のノイズは小さな黒い横線というかんじ(写真が無くてすまぬ)。

 

原因特定のために、次のことをやってみた。

①グラフィックボードとの接続端子を変える(DVIが2ポートあるため、入れ替え)

②映像ケーブルを変える

③モニターを変える

※交換用がないため、グラフィックボードは変更できず

 

結果としては、①、②は効果なし、③でやっと効果が出た。

今回のノイズの原因は、モニターで決まり!

とりあえず分解すれば何かわかるでしょ(笑)

 

分解しよう!

何かしらの分解をする際は毎回検索して分解方法を調べるのですが・・・

出てこない(笑)

そもそもエプソンのモニターって使ってる人が少ないのかな?

誰かの役に立てるよう、たくさんの写真を使って解説します!

1番のプラスドライバと幅が広めのマイナスドライバ、5mmのボックスドライバー、外装を傷つけたくない人はピックのようなものも用意してください。

 

1,台座、背面カバーの取り外し

※布を敷くなど、画面にキズが付かないように注意!

 

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台座の取り外し

まず、画像中央の小さなパーツ(カバー)を取り外します。

 

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左右二か所のツメで固定されているので、マイナスドライバ等を差し込んで持ち上げるように外します。

 

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上の画像の3つのネジを外して台座を手前に引くと外れます。

 

次に、背面カバーを外します。

カバーは先ほどのネジ(銀色)の他はツメで固定されていました。

裏面の右下に四角の穴が開いているので、そこからマイナスドライバでツメを外していきます。ケンジントンロックの穴が目印。

バキバキと心臓に悪い音がしますが、勇気を出して適度な力で外しましょう。

 

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一周、ツメを外したら、カバーが外れます。

 

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2,内部基板、ケーブルの取り外し

基板のユニットはネジとテープで固定されています。

まず、下の画像の4か所に貼られているテープを剥がしましょう。

訂正:フラットケーブルにも貼られています。計5か所剝がしてください。

 

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次に、下の画像のようなケーブル、コネクタを外します。

外し方には注意!

 

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スイッチ基板接続ケーブル

 

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液晶のフラットケーブルは左右のつまみを押し込みながら引くと外れます。

折り曲げたりしないよう、注意してください。

 

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液晶フラットケーブル

 

次に、基板ユニットを固定しているネジを外します。プラスネジ3本。

これで、基板ユニットが取り外しできました。

 

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基板ユニット固定ネジ

 

裏返しにすると基盤が見えます。右は電源基板、左はメイン(制御)基板だと思います。

基板上の6本のネジを外します。

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基板はんだ面

基板を外すために、DVIとD-SUBコネクタのネジを外します。

5mmのボックスドライバやラジオペンチを使うと便利です。

 

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基板に接続されたケーブル4本を外します。

 

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内部コネクタ

ケーブルに注意しながら持ち上げると、基板が外れます。

 

基板の確認

モニター・修理 で検索すると、コンデンサの故障(寿命?)が原因だったというものが多くヒットする。特に電源基板側のもの。

自分の場合も、このパターンだろうと思っていたら・・・

 

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電源基板

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まさかの無傷!?しかもすべて日本ケミコン製じゃないですかやだー

容量抜けについては計測できる機器がないから不明だけど、たぶん大丈夫でしょ(適当)

 

なんか負けたような気分。一応、もう一つの基板も見ましょうか。

 

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映像基板

んーー?

 

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犯人?

こっちにいたか・・・。

これ、液漏れしてますよね?てっぺんが膨らんでる。

HERMEI製の電解コンデンサ。台湾のメーカーのよう。

これが原因かはわからないけど、とりあえず交換してみよう。

ついでに、同基板上の他の2つも交換。型番などは以下の通り。

 

HERMEI製 16V 470uF

HERMEI製 50V   10uF

Elite製       25V 100uF

 

交換部品は注文しておきました。郵便だから、しばらくかかりそう。

 

その他、これはどうなの?ってところも発見。

 

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DVIコネクタのはんだ面。一か所だけ、明らかな「いもはんだ」のように見える。

コンデンサ交換の際に付け直しましょうか。

 

今回はここまで。部品が届いたら、後編を書きたいと思います!