Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

ジャンクなクローラー運搬車を修理する! ヤンマー PK60

晴れの三連休、最高ですね!作業がどんどん進みます。

今日は茨城からやってきた運搬車の修理をやってみます。ヤンマーのPK60型、元はハーベスターだったやつです。

ヤフオク経由でリサイクル屋から買ったのですが、引き取り前日に動作確認したら故障が見つかったと・・仕方なくそのまま持ってきた感じです。

 

作業のため、カバー類を外しました。ここまで外れるとやりやすいですね。

 

で、前述の「故障」は副変速の低速が入らないというもの。

写真の手で触っているのが低速側のテンションプーリーなのですが、固着して全く動きません。どうやらこれが原因のようです。

 

オイルの栓にビニールが巻いてある・・劣化で緩くなったのかな。

漏れもあるのか、汚れがかなり付着してます。

 

ベルトがかなり減ってる!プーリーの溝に落ち込んでます。

交換用のベルトは買ってあるので早速替えたいところですが、汚れが気になるので掃除からいきましょう!

 

えぇ・・なにこれ・・・

ラジエーター(コンデンサ)を覗くと土の壁ができてました(笑)

ここまで凄まじいのは初めてかも。この状態でよく使ってたな、と思います。脱穀なんかしたらオーバーヒートしたんじゃないかな。

 

エアーでゴミを吹く飛ばすこと数分・・きれいさっぱり!風の通りが良くなりました。

これなら冷却の心配なしですね。

 

ついでにファンベルトも点検。ヒビが多いので要交換ですね。

 

そんなこんなで掃除完了。見違えるほどキレイになりました~!

 

これでようやくベルト交換できます。エンジンーギアケース間のベルトで、サイズはB34。ハーベスターとして使うことを考えてか、耐久性の高い「スーパーAG-X」が付いてました。

 

並べてみるといかに摩耗していたかが分かります。

これだけ細くなっても大きなひび割れが無かったのは、さすがAG-Xといった感じでしょうか。

 

副変速入らない問題の犯人であるテンションプーリー、取り外しに成功しました。

この後、軸を磨いて新しいグリスを塗って組み立て。スムーズに動くようになりました。これで解決ですね!

 

荷物を載せて試運転です。

使えなかった副変速もバッチリ入るので大丈夫そうです。

ただ、ギアの入りが悪いような・・?これはオイルを替えてみて改善するかどうかですね。

 

続いて、錆びのひどい荷台を塗装するのですが、その前に・・

写真の矢印の部分、脱穀機を固定するためのものと思われる金具を切断します。

これがあると軽トラに積むときに当たるんですよ・・

 

無事、切断完了。全面がフラットになりました。

 

錆び取りをして荷台全体を黒で塗装しました。これだけで一気に見た目が変わりますね!

まだまだ作業したいところではありますが、暗くなってきたので店じまいです。

続きは土曜日かな。運転会の準備もあるので進まないかもしれませんが(笑)

 

現場からは以上です。また次回!