昨日に引き続き、依頼品の丸山BC26M型刈払機の修理をやっていきます。
まずはスターターロープの交換から。切れてるわけじゃないですが、これからのことを考えると替えておいて損は無いはず。
ロープは2.5mmを使いました。
新しいロープを入れて組み付け。
完成~! 外装は塗装しているのでキレイです。
マジックスタートなのでややこしい造りかと思いきや、そうでもなかった印象。でも調べると内部の構造が違うものがあるみたい?マジックスタートもいくつかのバージョンが存在するようです。
部品の準備が終わったので組み付けていきます。
その前に一応ピストンの状態確認を。排気側はかなり黒くなってますね。オイルのせいなのか?大きな傷はないのでこのまま使います。
クラッチもまだ使えそう。普段見慣れてる大型機と比べると非常に小さいです。
耐熱塗料で塗ったマフラーを取り付け。まるで新品を組んでいる気分!
反対側にキャブレター取り付け。ワルボロのWYLです。
リコイルスターターの台座みたいなパーツを取り付け。分解に苦労したねじは座金組み込みのプラスねじに交換しました。
続いてヒモを交換したリコイルスターターを取り付け。
やっぱり普通のスタータよりゴツイですね。
塗装したクラッチハウジングと燃料タンクを付けました。
この角度で見ればまるで新品!・・・いや、無理があるか(笑)
スパークプラグも新品に交換です。標準のチャンピオンCJ8Yから互換性のあるNGKのBPMR6Aにチェンジ。
塗装したカバーを付けました。いやぁ~もうこの時点でイイ感じ!青黒の組み合わせ、やっぱり好きだなぁ。
キレイな部品を組んでいくのは最高に気分がいいものです。
エアフィルターは汎用品を使いました。ゴミを吸い込みやすい草刈り機には必須の部品。機械を長持ちさせるためにも大切です。
いつの間にか劣化して粉になってたりするので、作業前に見たほうがいいです。お持ちの方はぜひ確認してみてください。
これで外していたパーツは全て付けました。でも、何か足りない・・。
何が足りないかと言うと、
そう、ラベルです。モノタロウ経由で純正部品を注文できたので取り寄せてみました。
見た目を重視すると決めたからにはとことんやります!
貼り付け完了。これだけで一気に変わりました!
こちらの注意ラベルも貼り替え。小物ですが見た目にかなり影響するんですね。
エンジン部分の組み立てが終わりました~! なんだか想像以上によさげな仕上がりかも。
操作管と合体させてみましょうか。
シャフト部分と合体して、完成!! 仕上がりはいかがでしょう?
第一印象は素直にいいじゃんって思いました。自分では満足です。
世界で1台のイセキ色(コスモブルー)のBC26Mができました。
純正の青よりずっと濃いけど意外と悪くないんじゃないかな。これなら草むらの中に置いても見失うことは無いでしょう。
燃料を入れてヒモを引くと数回でかかりました。調整も特にしなくて良さそう。
このまま試運転に行きます。
畑にやってきました。野菜を植えてないところが草だらけなのでここを刈ってみます。
無事、作業終了です! 軽くてそこそこパワーもあるので楽にできました。
ベアリングの劣化のために心配していた振動や異音は特に感じられず。これは良かったポイント。
動作も良さそうなのでこれで修理完了とします。
最後にギアケースにグリスを入れて、余っていた新品チップソーを装着。これはサービスです。
今回は週末の2日間かけて「見た目」に重点を置いて修理をしてみました。自分なりにできる限りのことはしたつもりです。喜んでもらえれば嬉しいなぁ。次の週末にでも引き渡しの予定です。
修理前と後の比較を載せて終わります。それではまた次回!
ーーー今回の修理代ーーー
キャブレターリペアキット ワルボロWYL用 ¥392
エアフィルター 汎用 ¥58
スパークプラグ NGK BPMR6A ¥459
燃料フィルター 汎用 ¥55
スターターロープ ¥109
ラベル(2枚合計)¥376
燃料ホース ¥100
刈刃固定ねじ ¥400
部品送料 ¥500
計 ¥2449
※塗料、グリス、チップソーは代金に入れません。