Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

古い草刈り機のエンジン載せ替え&パワーアップ

愛用している40年くらい前の古~い草刈り機が、ついに作業できないほど不調になってしまいました。

もう部品は手に入らないと思うので、別のエンジンへの載せ替えに挑戦してみました!

写真たくさんで長くなりますが最後まで見ていただけると嬉しいです。

 

カワサキ KT15 → KT18へ

右が不調なエンジンで、今回は左の謎の機器に付いているエンジンへ交換します。

実はこの2つは排気量が違います。旧エンジンは27.2cc、新しい方が35ccあります。

 

旧エンジンは点火コイルが不調のようです。作業を始めてしばらくはいいものの、温まってくると時折り失火したようになって回転が上がらなくなります。

 

 

1970年の「農機新聞」に似た草刈り機が載っていました。

YL-15、YL-18 ・・型番の数字はエンジンの大きさを表しているのだと思います。

シャフトなどは同じでエンジンだけ違うのなら交換はカンタン。たぶん同じでしょ、という仮定でやってます(笑)

 

とりあえず分解&修理!

現状では新エンジンも動かない状態なので修理します。

圧縮有り、点火OKなので楽に直せそうです。

 

ところでこれは何をする機械なのでしょう・・?ヤ〇オクで見つけたのですが使い道が分かりません。

コールドフォガーで検索すると噴霧器がヒットしました。また、ラベルに書いてある会社名で調べると害虫駆除用の機器のメーカーらしいので、これは薬剤?か何かを噴霧する機械ではないかと思います。

 

キャブレターを分解清掃しました。

燃料タンクもきれいだったので、前所有者の管理が良かったようです。

組み立てて確認すると、元気にエンジンがかかりました~!軽度の故障で良かったです。

 

エンジンが復活したので試しに回してみると、上の穴から風が出てきました。

下の黒い箱みたいなところから吸っているようです。

付属のノズルにはボトル?が付きそうなところがあるので、やっぱり噴霧器で合っていると思います。

 

新エンジンの組み立てと載せ替え・試運転

草刈り機に載せるにあたって、シリンダーを逆さまにして燃料タンクも取り付けました。旧エンジンとは吸排気の向きも逆になるみたいです。

 

この時点でなんとなく気づいていましたが、デカい・・そして重い

手持ちの資料だと+1.2kgになってました(笑)

 

クラッチや取り付けネジ穴の間隔は同じで、ポン付けできました。

いや~かっこいいですね!シャフト側の色との組み合わせは微妙ですが(笑)

 

ナイロンカッターを取り付けて試運転です。

使ってみての印象としては、やっぱり重い!けど 超ハイパワー!!

 

硬いブタクサが多いところでも難なく刈れました。

もちろん、前のように途中で調子が悪くなることもなく最後まで快適。

まだまだ使える草刈り機に生まれ変わりました!!

 

 

実はこの草刈り機、エンジンを載せ替えるのは今回で2回目になります。

元々付いていたのがのエンジン。

これはリコイルが無いほど古いもので、エンジンの機嫌が悪いときに大変な思いをするのでリコイル付きのエンジンへ交換しました。

そして今回、不調になったからエンジンへ交換した次第です。

 

今日はここまでです。

作業中に急に土砂降りになったりと、不安定な天気でしたね。スッキリと晴れる日が少なくて寂しいです。

明日こそは晴れるといいなぁ・・。

ご覧いただきありがとうございました。また次回!

 

追記-2022年9月25日-

エンジン始動の様子の動画を公開しました!ぜひご覧ください~!

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