今日は半日雨で、肌寒いくらいの気温でした。
気温差で体調を崩さないように気を付けたいですね。
さて、今回は溜まっているネタの消化です。
またまた発電機の修理依頼を受けました。
今回は新ダイワの「EGR21」という型番のものです。
エンジンは掛かるも、すぐ止まるという症状だそうです。
それでは、今回も写真多めで作業記録を書いていきます!
外観を眺めてみる
この機種は燃料タンクを除いて、汎用エンジンが"そのまま"載っているようで、非常に分解しやすかったです。
周りが囲われているタイプは見るだけでテンションダウンですからね(笑)。
後で分かりますが、防音カバーがなくても十分静かですよコレ。
鉄工所で使われているものなので、かなり汚れていました。
ブラシとエアーである程度きれいにしてから修理に移ります。
原因はなんだろう?
さらに分解していきます。
今回はあまり時間が無かったため、修理前の動作確認は省略。
持ち主から聞いた情報をもとに修理していきます。
掛かってはいたとのことなので、まずはキャブレターを分解。
エアクリーナーのスポンジが粉になっていたので、あとで交換です。
内部の状態はよく、ぱっと見では詰まっている箇所もなさそう。
念のため、メインジェットやその他の穴をパーツクリーナーで洗浄しました。
続いて、シリンダーヘッドの分解清掃をしました。
(実際は先にこれをやっています。最後になって書く順番の間違いに気付きました・・)
しなくてもいいと思いますが、せっかくの機会なので。
頻繁に使うのでしょうか?カーボンで真っ黒でした。
点火プラグもカーボン汚れがあったため、お掃除。
BR6HSがついていました。レジスタープラグなのですね。
この後、点火の確認をしましたが異常なし。
これ以上の故障個所が見つからないので、とりあえず組み立ててみます。
エアクリーナーのスポンジはこのタイミングで交換しました。
動作確認しようと思いオイルを確認すると、ほとんどゲージについてこない!?
さすがにこのまま動かすわけにもいかないので、オイル交換です。
そういえばこの機種、オイル量を検知するセンサーがついています。
あくまで予想ですが、エンジンが止まる原因はこのセンサーではないでしょうか?
エンジン始動→暫くしてオイルが少ないことを検出→安全装置が働いてエンジン停止
こんなかんじの予想です。
もし合っているとしたら、センサーが正常に働いていることになりますね。
このあと、ゲージの8分目くらいまで新しいオイルを入れました。
復活!余裕の高出力!
動作確認です。
リコイルを引くと、元気にエンジンが掛かりました!!
このエンジンは大きさの割にとても静かでビックリです。
回転も安定していて良さそうです。
一応、出力電圧の確認と負荷テストをしました。
グラインダーを接続しました。
最大2100Wの高出力で、コンプレッサーとの同時使用もできました!
まとめ&気になったこと
今回も無事に修理することができました!!
故障原因はハッキリしませんが、オイルのセンサー(安全装置)の可能性が高いと思います。
今日返却に行ってきましたが、大変喜んでいただけました。
これからも大切に使っていってもらいたいですね。
最後に、ちょっと気になったことを一つだけ。
このステッカー。「SSVR GASOLINE ENGINE」と書いてあります。
このSSVRは何を指すのでしょうか?きっと何かの略だと思いますが・・?
サイレント・サイドバルブ・・・ここまで思い付いたのですがRだけ分からず。
R・・ロビン? そんなわけないか(笑)。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。また次回!