先日、電動自転車のバッテリーから入手した18650充電池を利用して、電動ドリル用の自作互換バッテリーを作ってみました。
私としては珍しくまともに使えそうなものができました(笑)。
製作の手順なんかをまとめてみます。
※一部に危険な内容が含まれます。マネしないでください。
・3DCADで設計
AutodeskのFusion360というCADソフトで設計をしていきます。
実は以前にも同じようなことをやろうとして、組み立ててから設計ミスに気付いて大変な思いをしたことがあります(笑)。
二の舞にならないように今回はアセンブリを組んで確認しました。
・バッテリーの準備
18650などのリチウムイオン電池は「生セル」と呼ばれるそのままの状態で使うと危険なので、過充電や過放電、過電流を防ぐためにBMSというものを使用します。
電池の上に載っている基盤がそれですね。
今回使うのはアリエクスプレスで購入した2セル、10A・7.4V用のものです。
画像のようにはんだ付けしてバッテリーは完成。
この後、短絡しないように収縮チューブで覆っておきました。
・3Dプリントと組み立て
左上の二つが3Dプリンターで印刷したものです。
印刷時間は合計で驚異の10時間越え・・。一晩中動かしてました。
使ったパーツは以下の通りです。
・3Dプリンターで印刷したケース:2つ
・ニッケルストリップ(電極用)、熱収縮チューブ
・ギボシ端子、DCジャック、ねじ
・18650バッテリー、BMS(バッテリーマネジメントシステム)、充電器
以前の失敗から、今回は見た目より組み立て易さ優先の設計にしています。
スペースが無さ過ぎて組み立てできない悪夢を見ましたからね(笑)。
完成です!純正のEB7バッテリーと並べてみました。
見た目がアレな部分もありますが・・使えればヨシ!
それっぽいステッカーを作って貼ってみました。
デザインは・・美的センスが皆無なのでどうしてもダサくなります(笑)。
特に充電器が小さくなったのでかなり軽くなりました。
重さは純正が充電器込みで1286g、自作品が310gと約1kgの軽量化に成功です。
形状は同じなので純正の充電器にも刺さりますが、もちろんNG。危険です。
充電には専用のチャージャーを使います。
なんかデカいですが一応取り付けできました!
恐る恐るスイッチを押すと無事に回りました。
しばらく回しましたが大丈夫そう。イイ感じのものができました。
長くなりましたが、今日はこんなところで終わります。
バッテリーが増えて工作がさらにはかどりそうです。
明日はこれを使ってなにか作ろうかな・・。
それではまた次回!