Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

H〇NDAっぽい中華コピーエンジンの修理 その3

引き続き例のエンジンの修理をやっていきます。

今回でついに不調の原因と思われるモノが判明しました!

予想通りだったのか!?答えは最後のほうでのお楽しみです(笑)。

 

ーーー目次ですーーー

 

コイルの交換

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新品のコイルと点火プラグ

注文していた点火コイルが届いたのでまずはこれを交換です。

箱から分かるように中国製のものです。アマゾンで2000円でした。

今回は時間をかけたくなかったのでアマゾンでの購入ですが、アリエクスプレスでは約半額の送料込み900円くらいから互換品が販売されています。

 

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型番でしょうか?

型番は188Fでしょうか?箱と本体の双方に記載されていました。

元からついていたほうにも同様の記載がありました。

 

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新旧の比較

見た目はケーブルの太さ以外はほぼ同じ。

商品ページにはホンダGX270用と書いてありましたが、パチモンのエンジンでも大丈夫そうです。

 

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ケーブルは元のものを

ストップスイッチへ伸びるケーブルは元のものを使用しました。

というのも新品についてきたケーブルは長さが足りない上に先が二股になっていなかったんですよね・・。

このエンジンはオイルセンサーが付いている関係で繋ぐ線が多くなっています。

幸いにもコイル側の端子は同じものだったので差し替えるだけでOKでした。

ねじ位置も同じで無事に取り付けもできました。

 

始動テスト しかし・・・?

ルンルン気分で紐を引きますが一発始動!とはいかず、なぜかかからない・・・?

とりあえずプラグを替えてみたところ今度こそ始動!

プラグの故障かな・・とこの時点ではそう判断していました。

 

しかし、1分もしないうちにエンジンが突然停止!?

この止まり方、昨日と同じです。点火していない感じ。

燃料切れだと息継ぎをするように回転が上下し始めてそれが段々とひどくなって止まりますが、火が飛ばなくなると何の前触れもなく突然止まります。

今回は後者のパターンですね。

どこか配線を間違えたかなと思い、一応チェックしました。

そしてこれが奇跡を起こします。

 

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接続し忘れて・・・

接触不良かも?と思ったので外してからしっかりと接続して再度チャレンジ。

この時、焦ってしまい上の画像のように一つ繋ぎ忘れているんですよね・・。

そんなこととは知らずに紐を引くとなぜか元気に始動(笑)。

あぁ、かかった。よかった~。なんて思いながら眺めていてようやく繋ぎ忘れを発見します。

それを接続した瞬間、エンジン停止。

えっ?????ってなりました(笑)。ホントに。

 

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犯人はお前だーっ!

そんな感じで偶然にも犯人が分かってしまいました。

繋ぎ忘れていた線は上の画像の部品から出ており、これはオイルセンサーのようです。

オイルが少なくなったら検知して自動でエンジンを停止するはたらきがあります。

 

 

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接続図

この画像は想像で描いた接続図になります。

例のオイルセンサーは部品自体の金属部分で本体にアースを取っているようです。

そうなるとそれが故障し、OFF状態のスイッチと同じ働きをしたと考えればエンジンが停止したことも説明できるのではないでしょうか。

 

まとめと今後について

ということで長々と書いてしまいましたが、エンジン不調の原因はオイルセンサーとみて間違いないと思います。

オイルの量も確認しましたが十分に入っていました。

今まで突然止まったりしていたのはきっと不安定だったからでしょう。

完全に壊れ切っていない状態だったのだと思います。

それで、交換用の部品はアリエクスプレスで注文しておきました。

値段は驚異の150円(笑)。大丈夫か心配になるレベルです。

あとは早く届くことを祈るのみ、ですね。

 

長くなってしまいましたが以上で終わります。

今日もご覧いただきありがとうございました。また次回!

H〇NDAっぽい中華コピーエンジンの修理 その2

今日も修理の続きです。

正直あまり進みませんでしたが記録として簡単にまとめます。

 

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リコイルを外しました

まずはちょっと気になっていたことから。

微妙に紐が戻りにくいことがあるので分解して油を注そうと思います。

簡単な作りなので分解も楽です。

 

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グリスを塗りました

木くず混じりのグリスが少ししかついていませんでした。

キレイにして新しいグリスをたっぷりと塗っておきました。 

 

 

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キャブレターを外しました

続いてキャブレターも外して分解してみましたがとってもキレイ。

持ち主の方のほうでも分解清掃したとおっしゃっていたので大丈夫でしょう。

このキャブレターも細かいとこまでコピーされていますね・・。

 

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ロゴマーク

ロゴがKEIHIN(ケーヒン)のものにそっくりです(笑)。

形だけでなくロゴまで似せてくるのがスゴイですね。

 

 

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回転中

組み立て直してなにか変化があるか、エンジンをかけてみました。

相変わらずすぐに始動し、調子もよさそうに思えました。

スロットルのバネをいじってしまったのでアイドリングだけ調整。

あまり下げすぎるとハンチングのようになるのでちょっと高めにしてみました。

 

一度だけですが持ち主さんが言っていたような突然停止してしまう症状が出ました。

いきなり止まってしまうので、燃料系というよりは点火系で火が飛ばなくなるような感じだと思います。

ただ、すぐに再始動できてその後は症状は一切出ませんでした。

30分以上連続で回してみたりもしたのですが、絶好調。

なんでしょうねコレ・・・。これが原因だ!というものがいまいちわからんです。

 

こんな感じで修理作業としてはあまり進みませんでした。

点火コイルを注文してあるのでそれを交換してみて、様子を見る感じにするつもりです。

今日もご覧いただきありがとうございました。また次回!