Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

わら切りカッターのエンジン修理 三菱GM181L

わらを切るのに使うカッターのエンジンがかからん!ということで修理依頼をいただきました。

交換する部品もあり、修理完了まで2週間・・行った作業をまとめます。

 

三菱のGM181L 6馬力。OHVなので新しい方でしょうか。

我が家のカッターは5馬力のG510Lが載っているので、それより強力です。

 

簡単に点検・・点火と圧縮はOKなのでキャブレター掃除で直るでしょう。

まずは分解清掃します。ホコリが立つ作業なので内部は汚れてます。

 

このエンジンを分解するのは初めてなので手探りで進めます。

土汚れがほとんどなので簡単に落とせそう。

 

今回の強敵はキャブレターでした。

劣化したエアクリーナーのスポンジが粉になって吸い込まれて、内部にこびりついてます。上の写真の黒いやつですね。

 

キャブレターをさらに分解。

ガソリンを入れっぱなしだったようで、ドロドロの汚れがありました。

粘り気のある汚れなのでなかなか落ちてくれません。

 

ガソリンを抜くと黄色く変色していて臭いがキツイです・・

タンク内部はサビサビ、燃料コックはネバネバした汚れで動きが悪い。

燃料系でかなりの問題を抱えているようです。

 

タンクの錆び取り・キャブレター清掃

錆び取り剤を入れて1週間置くと、かなりキレイになりました~!

KUREのラストリムーバーを4~5倍に薄めたものを使っています。ろ過して再利用、これで3回目ですが効果は抜群ですね。

 

キャブレターの汚れは想像以上に頑固で手こずりました。

強力なキャブクリーナーを惜しげもなく使ってキレイにすることに成功。

そこらじゅうが詰まっているのでエアーを念入りに吹いておきました。

 

エアクリーナーや燃料コックも掃除しました。

ホントに過去最強クラスで詰まり地獄です・・特にコックでガソリンの腐った?ネバネバが詰まっていて流れが悪くなっていました。

 

点火プラグ・フィルター・スイッチ交換

手持ちのプラグで使えるものがあったので交換。

長期保管で錆が出ていますが未使用なので大丈夫です。

シリンダーが斜めのエンジンだとネジが長いプラグが多いですよね。

 

エアクリーナーのスポンジはモノタロウの汎用フィルターからの切り出しです。

厚みが足りないので2つ重ねています。

 

割れて使えなくなっていたスイッチも交換。

これだけで約2000円って納得いかないのは私だけでしょうか(笑)

 

燃料コックのパッキンを交換しました。手持ちのOリングが使えたので良かったです。

 

組み立てて完成~!

リコイルを引くと、数回でかかりました。調子も良さそう。

プラスチックのパーツが使われ始めたのってこの頃からでしょうか?割れないように、ねじ締め時のトルクに気を使います。

すごく静かでビックリ。隣の芝は青い現象なのかもしれませんが(笑)

 

交換した部品

・点火プラグ

・燃料ホース

・スイッチAssy

・エアフィルター

・Oリング

 

今日はこんなところで終わります。

もう1台修理しているのですが、それは別記事にしようかな。よろしければご覧ください。

それではまた次回!