以前の「H〇NDAっぽい中華コピーエンジンの修理」で修理を依頼してくれた方からこんなものを譲っていただきました。
中華製のデカい草刈り機で、52ccもあります。
もちろん不動。今日からこれを修理していきます。
これもコピーエンジンなのか?
中華製のコピーエンジン(日本メーカーの偽物)ってかなりあるようで、おそらくこれもその1つだと思います。
コピー元は三菱のTB50(上の画像)というものでしょうか。
雰囲気は似ていますが、カバーの形状なんかがちょっと違いますね。完全に一致するものは見つけられませんでした。
Aliexpressで「52cc engine」と検索するとパーツがたくさんヒットします。
中国では”コピーされた”エンジンが汎用になっているのでしょうね。
壊れても部品に困らないってのは助かるところです。
送料込みで約10000円で買えるようですね。
本物っぽいシールが貼ってあるものもあります。大丈夫かこれ(笑)。
部品交換あれこれ
中華製は中華パーツで修理です(笑)。
部品代が安く済むところはさすが中華だなと思います。
この部品はすべてアリエクスプレスで購入しました。
↑部品交換と清掃のために分解します。
しばらく使っていたとのことなので汚れはありますね。
なぜか六角穴付きボルトが使われているのでネジ舐めの心配は少ないですが、ネジロック剤が塗ってあるものもあって固い(笑)。
↑まずは点火コイルを交換します。
導線がシリンダーの熱で溶けているんですよね・・。
交換部品の調査のために分解した際に見つけました。
キャップも無くなっているのでこの際、コイルごと交換します。
新品は輝きが違います。キラキラしてる。
大きさ・形ともにまったく同じでした。
本当に汎用部品なんですね。使えそうで良かったです。
導線が劣化していたようで、端子が取れてしまいました。
それならと被覆を剥こうとするとちぎれる・・・
しょうがないので導線ごと交換します。
若干プラグコードが長いですがたぶん大丈夫でしょう。
肝心の大きさはぴったり。点火も確認できました。
続いてギアヘッドの交換です。
送料込みで約1400円という日本じゃ考えられない価格でした。
「JAPAN」と書いてあるところはご愛嬌(笑)。
試しに刈刃を取り付けました。
回転もスムーズ、特に問題は無さそうで良かったです。
補修?でなんとかするところも
キャブレターのリペアキットも買ってあるのですが、分解したらまだまだ使えそうだったので交換はしませんでした。
内部はとてもキレイ。
パーツクリーナーで簡単に掃除しました。
ちなみにリペアキットは120円でした。金銭感覚狂いますねこれ(笑)。
リコイルはヒモの戻りが悪いので分解。
内部にグリスをたっぷりつけておきました。
ほんの少しヒモを短くして、戻りも良くなりました!
カバーは色あせがひどいので塗装することにしました。
青色にしたのは深い理由は無くて・・
我が家には10台くらい草刈り機がありますが唯一青色が無かったからです(笑)。
写真でも分かるかもですが、日が暮れてきたので今日はここまで。
色を塗ったカバーは室内で乾燥中です。
どんな仕上がりになるかとても楽しみです!
長くなりましたが以上で終わります。
それでは、また次回!
ーーー追記ーーー
上から2枚目の画像および型番を修正しました。(2021/05/07)