Shioika Blog

PCやカメラ、写真、機械いじりについての記録。

激レア?マザーボードを復活させる Foxconn H55MXV 破損したBIOSの書き換え

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Foxconn H55MXV マザーボード

記事にする予定は無かったのですが、思い付きで適当にやったらうまくいってしまったため忘れないうちに書き留めておきたく思い簡単な記事にします。

 

上の画像は数年前に購入したFoxconnマザーボードです。

Foxconn製のマザーボードって珍しい気がします。

たしか500円だったはず。ジャンク扱いでした。

これ、一応動いたのですがいわゆるメーカーOEMマザーボードで起動時のロゴが「アプライド」なんです(笑)。

 

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起動ロゴ

調べると今でもBTOパソコンなどを販売している会社さんのようです。

私はこのロゴが気に入らなくて、素人ながらBIOSを書き換えるなどしてどうにかFoxconnのロゴにできないかとやってみたのですがどれもうまくいかず。

さらにはその過程でBIOSを破損させてしまったらしく、OSのシャットダウンができなくなってしまいました。

心が折れてそのまま1年くらい放置、今日に至ります。

 

このマザーボードはもう不要なのでヤフオクで売ろうと思い今日になって引っ張り出してきました。

で、せっかくなら動く状態で売りたいな、との考えからもう一度BIOSの更新に挑戦することにしました。今までの経験もありますが、一度初心に帰って1から始めます。

まずは更新用のBIOSデータを探します。これは検索したらあっさりと見つかりました。

次に更新のためのツールを探しましたが、これが全然見つからない・・。

 

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Live Update

Foxconnは上の画像のようなBIOS更新用のツールがあるので検索して探しましたがこのマザーボード用の物が見つからず・・。

型番ごとに違うようで、偶然見つけたP55MX用のものは動作しませんでした。

さて、困ったぞ・・・。

 

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ROMが2つ(SPI_1、SPI_2)あります

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元のBIOSを読み込んでみました

ヒントがないかと思い、CH341A ROMライターで現状のバックアップを取っていたのでそれを確認するとダウンロードしたBIOSデータのちょうど半分の大きさのデータがそれぞれのROMに書き込まれていることに気付きました。

 

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バイナリエディタ

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データを分割しました

ダウンロードしたデータを半分に分割して、それぞれのROMに書き込めばいけるかも?と思い付きStirlingというバイナリエディタで半分にしたデータを作成。

元のBIOSデータのアドレス 0~003FFFFF までで1つ、00400000~007FFFFF まででもう1つのデータにして保存、前者を「SPI_1」と書かれたほうのROMに、後者をもう一方のROMに書き込みました。内容は一切いじっていません。

 

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Foxconnのロゴ!!

正直、ダメ元でやったのですがこれがうまくいきました!!!

このあとBIOSに入ることはもちろん、今までダメだったOSのシャットダウンも正常にできることが確認できました。

もうダメかと諦めかけていたので本当によかったです!

いままでのモヤモヤが晴れたような気もします。

 

適当にまとめてしまいましたが、以上で終わります。ありがとうございました。

 

追記(2021/02/04) 画像を追加しました。

追記(2021/04/20) 上から5枚目の画像内の数値が不正確だったため修正しました