段々と暖かくなり、先日降った雪もあっという間に溶けてしまいました。
4月くらいからは農作業が始まります。
今のうちに機械の整備をしておこうと思い、畑へ行ってきました。
今回整備したのは、ヤンマーの空冷ディーゼルエンジンL60型です。
耕運機に搭載されているため、見た目の違いはありますが汎用のL60と同じです。
昨年の秋に使用した際から、回転が波打つ現象が起こり始めました。
専門の用語では、ハンチングと呼ばれる現象のようです。
エンジンはかかり、作業できる状態だったので様子を見ながら使ってきました。
でも、さすがに機械もかわいそうに思えたので、整備をすることに。
人間で考えたら風邪ひいてるのに無理やり働かされている感じかな?
これはツライ(笑)。
ガソリンエンジンでのハンチング現象は何度か経験してきました。
それだったらキャブの詰まりか点火系の故障かな?なんて予想がつくのですが、今回はディーゼル。経験が薄いのです・・・。
検索してみても、やはりヒットするのはガソリンエンジンの修理記事ばかり。
ディーゼルエンジンって壊れにくいもんなぁ(※イメージ)。
そんな中でなんとか見つけた下の記事を参考にさせていただきました。
分解方法などを詳しく載せてくださっているので、とても分かりやすかったです。
今回の私の場合も噴射ノズルが怪しいと予想しました。
ここから先は、分解中の写真を載せておきます。
噴射ノズルを取り外しました。
写真の部分は15mmのボックスやメガネレンチで回せます。
先端がカーボン(スラッジ?)で真っ黒になっていました。
予想は当たったか!?
パーツクリーナーや真鍮ブラシで掃除しました。
きれいになったら、逆の手順で組み立てます。
このとき、ゴミが入らないように注意!
また、エア抜きも忘れずに行いましょう。
試運転も行いました。
この機種は分解が初めてで、ドキドキでしたがあっさりと始動。
始動性は前と変わらず良かったのですが、驚いたのが吹け上がりのよさ。
以前よりも圧倒的にスムーズです。
まさかここまでの変化があるとは。びっくりしました。
始動確認のみですがとても調子が良くなったように感じました。
今年も活躍してくれそうです。
追記 2020,4,22
1時間ほど耕うん作業を行いましたが、回転はとても安定していました。
修理できていたみたいです。よかったよかった。
あと念のためですが、マネされる際は自己責任でお願いいたします。